回転かご式自発運動量測定マウス用回転かご RWC-15
製品の特長
市販の飼育ケージを用いた回転かご式自発運動量測定装置です。概日活動(サーカディアン)リズムの計測をはじめとし、疲労や痛みの研究にもお使いいただいております。
・糖尿病、肥満モデル(ob/obなど)も乗降りが容易(乗輪位置が低く、さらに片側解放のため)
・非接触センサー採用。回転時の音は極めて静か
・飼育ケージにステンレス製天板と回転輪を乗せた構造により、取り外し、洗浄は極めて容易(ロック機構があります)
・滅菌仕様は安心の、オートクレーブ対応(高圧蒸気滅菌 121℃ 20分)
・表示カウンター方式と、運動量データ記録解析システムをご用意。システムは、多数chに対応しています。
・コードレスタイプの回転かごもございます。詳細はこちらから>>
マウスが運動している様子をこちらからご覧いただけます
計測方法
計測方法は用途にあわせて選べる2タイプをご用意
表示カウンター方式
・累積回転数を表示できます。天板に簡単に取り付けることのできるカウンターです。
・複数個のカウンターをまとめたカウンターボックスもございます。
運動量データ記録解析システム
取得データ例
マウス用回転かご(PC接続タイプ)を用いて、神経障害痛モデルマウスの自発的運動量を測定した。
Method
回転かご付きケージ(メルクエスト、Japan)を用いて、回転かごの回転数を測定することで、坐骨神経結紮(Seltzer法)による神経障害痛モデルマウス(C57BL/6J)の自発的運動量の変化を経時的に評価した。
Base Line
day2から自発的運動量はピークに達した(n=2)。
坐骨神経結紮後
day4,5,6で自発的運動量はピークに達した。しかし、day7,8は運動量が低下傾向となった(n=2)。
比較
考察
• 無処置の動物は回転かご付きケージ飼育開始後から2日目で運動量がピークに達した。
• 坐骨神経結紮後は自発運動量が一旦低下し、徐々に増加。day4で運動量がピークに達した。
• day7からやや運動量が低下傾向。Seltzerモデルが神経障害痛を発症する時期と重なっている。
データ提供:富山大学医学部麻酔学講座 伊東 久勝 先生
仕様
型式:RWC-15
回転輪部内径:140(φ)×60(w) 周長 約0.45m
外寸:225(w)x335(d)x210(h) mm 付属の給水ビンを含む
飼育ケージ:(株)夏目製作所製KN-600U TPX製透明プラスチック
天板:ステンレス板
磁気センサー:樹脂製、アルミ製ブロックに組込み
餌箱:ステンレス製